【沖縄グルメ】那覇にあるお気に入りのフレンチ「プチットリュ」

沖縄といえば、青い海、美しいビーチ、歴史ある街並みや琉球文化が魅力ですが、実は“食”も大きな楽しみのひとつ。そんな沖縄旅行中に見つけた、忘れられないフレンチレストランをご紹介します。
そのお店の名前は 「プチットリュ」。那覇市内にあるこぢんまりとしたレストランですが、ここで過ごした時間は、旅のハイライトになるほど特別なものでした。これから沖縄旅行を予定している方には、ぜひ足を運んでほしいお店です。
「プチットリュ」の基本情報
「プチットリュ」は那覇市久茂地にある、隠れ家のようなフレンチレストラン。国際通りから少し歩いた場所にあり、立ち寄りやすい立地です。店舗は住宅街の一角にあり、静かな場所に佇んでいます。
- 住所:沖縄県那覇市松尾2-17-32 弥栄ビル 1F
- 営業時間:17:00〜22:00
- 定休日:不定休
- 予約:完全予約制(電話等で受付)
- 食べログ:https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47001656/
私たちはいつも旅行前に連絡して予約を取るようにしています。
季節ごとに変わるコースメニュー
「プチットリュ」の料理はコースメニューのみ。しかも、その内容は季節によって変わるので、訪れるたびに違った楽しみがあります。私たちが訪れた際は、沖縄の旬の食材をふんだんに使ったコースが提供されました。
この日いただいたのは、前菜からデザートまでのコースで、アグー豚や島野菜、地魚など、沖縄の恵みをフランス料理の技法で美しく昇華させた一皿一皿に、感動の連続でした。
特に印象的だったのは、地元でとれた白身魚を使ったポワレ。皮はパリッと、身はふっくらと焼き上げられていて、素材の良さとシェフの技術が際立つ一品でした。ソースには島らっきょうが使われていて、フレンチでありながらしっかり“沖縄”を感じる味わいでした。
料理の説明も丁寧で、どんな食材を使っているか、どういった工夫をしているかを聞きながらいただくことで、より深く味わうことができます。


今回は飲み物で下の写真の泡盛もいただきました。泡盛は普通はタイ米から作られるのですが、こちらの泡盛は沖縄の伊是名島(いぜなじま)のお米から作られているとのことでとても美味しかったです。

店内の雰囲気と心温まる接客
「プチットリュ」は、ご夫婦二人で切り盛りされているお店です。店内はテーブル数も限られていて、大人数で訪れるようなお店ではありませんが、その分、一人ひとりのお客さんとしっかり向き合う丁寧なサービスが魅力。
店内は落ち着いた照明で、静かに食事を楽しめる空間。かといって堅苦しさはなく、どこかあたたかくて、まるで友人の家に招かれたような居心地の良さがあります。
シェフは料理を作りながら時折声をかけてくださり、奥さまは終始やさしく丁寧な接客をしてくださいます。こうした距離感も「プチットリュ」の魅力の一つです。
私たちは沖縄へ行く旅に訪問させていただいていて、毎回また次に沖縄に来た時も立ち寄りたいと思えるほどお気に入りのお店です。
食器も楽しみのひとつ。沖縄の器が彩る食の体験
料理だけでなく、「プチットリュ」では使われている器にも注目していただきたいです。お皿やコップなど、随所に沖縄の陶器が使われており、これがまた料理と見事に調和しています。
やちむん(沖縄の伝統陶器)や、沖縄ガラスなど、ひとつひとつが個性豊かで温かみのあるものばかり。盛りつけとのバランスも計算されており、まるで芸術作品を眺めているようでした。
目でも舌でも、そして器を通じて手でも、沖縄の魅力を感じられる。そんな総合的な体験が「プチットリュ」には詰まっています。
私たちも「プチットリュ」で使われているお皿やグラスが気に入り、購入できる場所があるかお店の方へお伺いして沖縄旅行中に買いに行ったこともあります。
今回驚いたのは下の写真のデザートを盛り付けたお皿です。写真からでは伝わりにくいかもしれないですが、このお皿は沖縄のものでかなり大きなもので、その存在感がとてもいい雰囲気を出してくれていました。こんなお皿を普段の生活でも取り入れてみたいと感じました。

まとめ|「プチットリュ」は旅の思い出を深めてくれる場所
沖縄でフレンチ、というと少し意外に思われるかもしれません。でも、「プチットリュ」はまさに、沖縄に来たからこそ味わえる特別なお店です。
地元の食材を活かした本格フレンチ。丁寧な接客と居心地の良い空間。そして、器にまでこだわった細部に宿るおもてなしの心。
観光地をめぐるだけでは味わえない、**“もう一歩深い沖縄の魅力”**を感じたい方に、ぜひ訪れてほしいお店です。
次の沖縄旅行のスケジュールには、ぜひ「プチットリュ」を加えてみてください。きっと、旅の記憶に残る素敵な夜になるはずです。