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屈折ピラミッド

naoya.sakaguchi0528@gmail.com

エジプト旅行を計画している方にとって、ギザのピラミッドは絶対に外せない観光スポットですよね。しかし、少し足を伸ばしてダハシュールの屈折ピラミッドを訪れるのも、非常に価値のある体験になります。今回は、私たちが実際に訪れた際の体験を交えながら、屈折ピラミッドの魅力について紹介します。

屈折ピラミッドの歴史と背景

屈折ピラミッドは、紀元前2600年頃、第4王朝のスネフェル王によって建設されました。スネフェル王はクフ王の父であり、ピラミッド建設の技術を発展させた人物です。

このピラミッドは、途中で傾斜角が変わっているのが特徴です。当初は急な角度(約54度)で建設が進められていましたが、途中で構造的な問題が発生し、安定性を確保するために角度を43度に変更しました。そのため、上部が緩やかに折れ曲がったような形になり、「屈折ピラミッド」と呼ばれています。

屈折ピラミッドの構造

屈折ピラミッドは、高さ約101メートル、底辺が約189メートルの巨大な建造物です。特徴的なのは、その外観だけでなく、内部構造にもあります。

ピラミッドには2つの入り口があり、1つは北側、もう1つは西側に設けられています。北側の入り口から内部に入ると、狭い通路を抜けた先に傾斜した天井のある部屋があり、さらに奥へ進むともう一つの部屋にたどり着きます。この内部空間は、ピラミッド建設技術の試行錯誤の跡を感じられる貴重な場所です。

屈折ピラミッドの見どころ

  1. ユニークな外観 屈折ピラミッドは、他のピラミッドとは異なる特異な形状をしています。そのため、ピラミッド建設の過程での試行錯誤を感じることができます。
  2. 内部に入れる ギザのピラミッドと比べて、屈折ピラミッドは観光客が少なく、比較的ゆったりと内部を見学できます。ピラミッド内部に入る機会は貴重なので、ぜひ挑戦してみてください。
  3. スネフェル王のピラミッド群 屈折ピラミッドのすぐ近くには、スネフェル王が建設した「赤のピラミッド」もあります。このピラミッドは世界最初の「真正ピラミッド」とされており、併せて訪れることで、エジプトのピラミッド建築の進化を実感できます。

屈折ピラミッドのおすすめポイント

  1. 観光客が少なく、静かに観光できる ギザのピラミッドは常に観光客で賑わっていますが、ダハシュールは比較的訪れる人が少なく、ゆっくりと観光できます。写真撮影もしやすいので、ピラミッドの壮大さをじっくり堪能できます。
  2. 周囲に何もないため、圧倒的な存在感を感じられる 屈折ピラミッドの周囲には、ギザのような観光施設や街の喧騒がなく、広大な砂漠の中にそびえ立っています。そのため、ピラミッドの迫力をより強く感じることができます。
  3. 赤のピラミッドとセットで楽しめる 屈折ピラミッドと赤のピラミッドは近接しているため、一緒に訪れることでエジプトのピラミッド建築の歴史をより深く理解できます。

まとめ

ダハシュールの屈折ピラミッドは、エジプト旅行の中でも特に印象的なスポットの一つです。ギザのピラミッドとは異なる形状や観光体験ができるため、エジプトの古代建築に興味がある方には特におすすめです。

ギザから車を手配すれば、メンフィス、サッカラと合わせて効率的に訪れることもできます。ぜひ、エジプト旅行の計画にダハシュールを加えてみてください!

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ぐっち
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私は大阪出身の39歳で、現在は海外赴任で中国(蘇州)に家族(妻/子供/猫)で住んでいます。
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