(サッカラ)ウナス王の崩れピラミッド
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エジプト旅行を計画している方にとって、ギザのピラミッドは絶対に外せない観光スポットですよね。しかし、少し足を伸ばしてダハシュールの屈折ピラミッドを訪れるのも、非常に価値のある体験になります。今回は、私たちが実際に訪れた際の体験を交えながら、屈折ピラミッドの魅力について紹介します。
屈折ピラミッドは、紀元前2600年頃、第4王朝のスネフェル王によって建設されました。スネフェル王はクフ王の父であり、ピラミッド建設の技術を発展させた人物です。
このピラミッドは、途中で傾斜角が変わっているのが特徴です。当初は急な角度(約54度)で建設が進められていましたが、途中で構造的な問題が発生し、安定性を確保するために角度を43度に変更しました。そのため、上部が緩やかに折れ曲がったような形になり、「屈折ピラミッド」と呼ばれています。
屈折ピラミッドは、高さ約101メートル、底辺が約189メートルの巨大な建造物です。特徴的なのは、その外観だけでなく、内部構造にもあります。
ピラミッドには2つの入り口があり、1つは北側、もう1つは西側に設けられています。北側の入り口から内部に入ると、狭い通路を抜けた先に傾斜した天井のある部屋があり、さらに奥へ進むともう一つの部屋にたどり着きます。この内部空間は、ピラミッド建設技術の試行錯誤の跡を感じられる貴重な場所です。
ダハシュールの屈折ピラミッドは、エジプト旅行の中でも特に印象的なスポットの一つです。ギザのピラミッドとは異なる形状や観光体験ができるため、エジプトの古代建築に興味がある方には特におすすめです。
ギザから車を手配すれば、メンフィス、サッカラと合わせて効率的に訪れることもできます。ぜひ、エジプト旅行の計画にダハシュールを加えてみてください!