こんにちは。今回は家族3人で訪れたトルコ・カッパドキアの旅から、特に印象に残った「ウチヒサール城」についてご紹介します。カッパドキアといえば、奇岩群や気球ツアーが有名ですが、それ以外で人気のある観光地が、この天然の要塞「ウチヒサール城」です。これからカッパドキア旅行を考えている方に、基本情報から行き方、実際の体験談までをまとめていきます。
カッパドキアの基本情報
まずは舞台となる「カッパドキア」について。カッパドキアはトルコ中部、ネヴシェヒル県を中心とした一帯を指す地域の呼び名です。火山活動と風雨の浸食によって生まれた奇岩地形で知られ、世界中の旅行者を惹きつけています。
- 人口と地理
カッパドキア全体の明確な人口統計は難しいのですが、観光の中心となるネヴシェヒル市の人口は約12万人。ギョレメやウルギュップといった小さな町が点在し、観光客の拠点になっています。標高はおおむね1,000m前後と高地にあり、夏は日差しが強いものの湿気が少なく、冬は雪景色になることもあります。
- 行き方
日本からカッパドキアへ行く場合、まずはイスタンブールへ。そこから国内線でネヴシェヒル空港またはカイセリ空港へ向かいます。どちらの空港からも車で約1時間ほどでギョレメやウチヒサールにアクセスできます。私たち家族はイスタンブールからカイセリ空港へ飛び、空港からは事前にホテルで手配した送迎車でホテルまで移動しました。長旅でしたが、車窓から見える広大な台地に胸が高鳴りました。
- 歴史の概略
カッパドキアは古代ヒッタイト時代から人々が暮らしていた地。柔らかい岩を掘って作られた洞窟住居や地下都市は、外敵から身を守るための知恵でした。ローマ帝国時代にはキリスト教徒の隠れ家としても利用され、今も修道院跡やフレスコ画が残されています。自然の造形美と人間の歴史が折り重なる場所、それがカッパドキアの魅力です。
ウチヒサール城の基本情報
次に今回の旅のハイライト、「ウチヒサール城」についてご紹介します。
- 場所
ウチヒサール城は、カッパドキアの中心地ギョレメから車でわずか10分ほどの距離にあります。町のシンボルともいえる巨大な岩山で、遠くからでもその存在感は一目でわかります。標高は約1,400m、周辺の奇岩群の中でも最も高い場所に位置しているため、「カッパドキアの天守閣」とも呼ばれています。
- 行き方
ギョレメからはタクシーやレンタカー、またはローカルバスで簡単にアクセス可能です。私たちは車を1日チャーターして移動したのですが、ギョレメのホテルから10分程の移動でしたが、車窓から見える奇岩群にわくわくしました。
- 見どころ
最大の魅力は、城の頂上からの360度パノラマビュー。カッパドキアの大地、鳩の谷(ピジョン・バレー)、遠くのエルジェス山まで見渡せます。私たちが訪れた日は快晴で、赤茶色の大地と青空のコントラストが本当に美しかったです。
また、城そのものも見どころ。柔らかい岩をくり抜いて作られた内部は、かつての住居や貯蔵庫の跡が迷路のように広がっています。階段を上りながら「ここで人が生活していたのか」と想像すると、歴史の重みを肌で感じられました。
家族で訪れた感想
実際に登ってみると、思った以上に階段は急で、大人の私たちでも少し息が上がりました。なかなかの傾斜なので、小さなお子さんやご年配の方は注意が必要だと思います。ただ、頂上からの景色は疲れを一瞬で吹き飛ばすほどの感動でした。
私たちは午前中に訪れましたが、観光客は比較的少なく、ゆったりと景色を楽しむことができました。夕方のサンセットタイムも人気があるそうで、夕陽に照らされた奇岩群は幻想的な雰囲気になるようです。いつかは夕暮れ時にも訪れてみたいと思います。
旅行者へのアドバイス
- 所要時間
見学は1時間ほどあれば十分。写真撮影を楽しみながらゆっくり登っても、半日を費やすことはないので、他の観光スポットと組み合わせやすいです。
- 服装と持ち物
階段は滑りやすい箇所もあるので、スニーカーなど歩きやすい靴がおすすめ。日差しを遮る場所が少ないので、帽子やサングラスも必須です。
- 入場料
私たちが訪れた際は1人約50リラ(時期により変動あり)でした。
まとめ
カッパドキアは自然と歴史が融合した、世界でも特別な場所です。その中でもウチヒサール城は、奇岩地帯を一望できる絶景ポイントであり、かつ人々の暮らしの痕跡を体感できる貴重な場所。家族旅行でも訪れやすく、子どもにとっては冒険心をくすぐるスポット、大人にとっては歴史を感じる学びの場になるでしょう。
カッパドキアに来たら、ぜひ一度は登ってほしいウチヒサール城。旅行プランに加える価値は十分にあると、自信を持っておすすめします。
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私は1985年生まれの大阪出身で、現在は海外赴任で中国(蘇州)に家族(妻/子供/猫)で住んでいます。
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