トルコ旅行記

【トルコ旅行記】スルタンアフメト・モスク(ブルーモスク)

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こんにちは!今回は家族3人で訪れたトルコ・イスタンブールの「スルタンアフメト・モスク(通称:ブルーモスク)」について、旅行記を交えながらご紹介します。これからトルコ旅行を考えている方の参考になれば幸いです。


◆ トルコってどんな国?

まずは簡単にトルコの基本情報をお伝えします。

トルコ共和国は中東とヨーロッパの間に位置し、アジアとヨーロッパを結ぶ重要な国です。面積は約78万平方キロメートルで、日本の約2倍。人口は約8,500万人(2025年時点)で、首都はアンカラです。

トルコの歴史は非常に奥深く、古代ローマ帝国、東ローマ帝国(ビザンツ帝国)、そして15世紀以降のオスマン帝国と続き、1923年に建国された現代のトルコ共和国へと至ります。文化や建築、料理にもこれらの歴史的背景が色濃く反映されており、まさに「歴史の交差点」といえる国です。


◆ イスタンブールとは?

私たちが訪れたイスタンブールは、トルコ最大の都市であり、人口は約1,600万人。実はトルコの首都ではありませんが、経済・文化・観光の中心地として世界中から人々が集まる都市です。

歴史的には東ローマ帝国の「コンスタンティノープル」として知られ、オスマン帝国時代も首都として栄えてきました。ボスポラス海峡によってヨーロッパ側とアジア側に分かれており、世界で唯一、2つの大陸にまたがる都市でもあります。

街を歩いているだけで、ビザンチン様式の教会、オスマン建築のモスク、近代的なカフェやマーケットなど、様々な時代が重なり合っているのを感じることができます。


◆ スルタンアフメト・モスクとは?(ブルーモスク)

私たちがイスタンブールで特に楽しみにしていたのが「スルタンアフメト・モスク」。その美しい内装から「ブルーモスク」とも呼ばれ、世界中の旅行者にとって憧れの場所の一つです。

● 場所とアクセス

スルタンアフメト・モスクは、イスタンブール旧市街の中心「スルタンアフメト地区」にあります。アヤソフィア博物館やトプカプ宮殿とも徒歩圏内で、観光にはとても便利な立地です。

アクセス方法としては、路面電車(トラム)のT1線で「Sultanahmet」駅で下車すれば、徒歩2〜3分で到着します。私たちはホテルからトラムで簡単にアクセスできたので、家族連れでも全く負担を感じませんでした。

● モスクの歴史

このモスクは、オスマン帝国の第14代スルタン・アフメト1世によって1609年に着工され、1616年に完成しました。建築を手がけたのは建築家メフメト・アー。完成当時のイスラム建築の集大成といえるような壮麗なデザインで、アヤソフィアに負けない美しさを目指して建てられたと言われています。

興味深いのは、このモスクには「ミナレット(尖塔)」が6本あること。一般的なモスクは4本が普通なので、これは非常に珍しい構造です。当初はメッカのモスクと同じ本数だったため、問題視されたとも言われており、後にメッカのモスクに1本追加されたというエピソードもあります。


◆ 実際に行ってみた感想と見どころ

スルタンアフメト・モスクを訪れてまず驚いたのは、その外観の大きさと迫力。ドームの連なり、6本のミナレット、そして左右対称の美しさに圧倒されました。写真で見るより、実物の方が何倍も迫力があります。

中に入ると、さらに息をのむような美しさが広がっています。名前の由来でもある「ブルータイル(青いイズニック・タイル)」が壁一面に施されており、幻想的な雰囲気を作り出しています。青を基調とした幾何学模様や植物模様が織りなすデザインは、何時間でも見ていられるほど。

日中の光がステンドグラスを通して差し込むと、タイルの青が柔らかく輝き、まるでモスク全体が宝石のように光っているように感じました。

● 服装とマナーに注意

モスクは現役の礼拝所なので、観光の際には服装とマナーに配慮が必要です。入口で女性はスカーフを頭に巻く必要がありますし、男女ともに露出の多い服装は避けましょう。入口ではスカーフやローブが無料で貸し出されています。

また、礼拝時間中は観光客の入場が制限されるので、午前中か昼過ぎの訪問がオススメです。


◆ 家族連れにもおすすめの理由

小学生の娘にとってもブルーモスクは印象的だったようで、特にドームの大きさとモザイク模様には驚いていました。周辺にはベンチのある公園やレストラン、トイレも整備されているので、観光の合間にひと休みできる環境も整っています。


◆ まとめ

スルタンアフメト・モスクは、イスタンブールを訪れるなら絶対に外せない観光スポットです。建築の美しさ、歴史の重み、そしてイスラム文化の深さに触れられる貴重な体験となりました。

これからトルコ旅行を計画している方には、ぜひこのモスクを訪れてほしいです。早朝や夕方の光の中で見るブルーモスクは、言葉にできないほど美しく、心に深く残ることでしょう。


▼旅のポイントまとめ:

  • スルタンアフメト・モスクは「Sultanahmet」駅から徒歩数分
  • 入場無料
  • 午前中の訪問がベスト
  • スカーフやローブの貸出あり
  • 写真撮影OK(礼拝中は控える)
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ぐっち
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駆け出しブロガー
私は1985年生まれの大阪出身で、現在は海外赴任で中国(蘇州)に家族(妻/子供/猫)で住んでいます。
私の趣味は、旅行やランニング、グルメ等なのでこのブログではそのような情報などを皆様にお届けできればと考えています。
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