トルコ旅行記

【トルコ旅行記】カッパドキアの「Pigeon Valley」と「ギュライ博物館」

naoya.sakaguchi0528@gmail.com

世界遺産にも登録されているカッパドキアは、奇岩群と地下都市、気球ツアーで有名なトルコ屈指の観光地です。私たち家族3人もトルコ旅行でカッパドキアを訪れ、数日間滞在しました。その中でも特に印象に残ったのが「Pigeon Valley(ピジョンバレー)」と「Güray Museum(ギュライ博物館)」です。今回は、この2つのスポットを中心に、行き方や見どころ、実際に訪れて感じたことをご紹介します。これからカッパドキア旅行を考えている方の参考になれば幸いです。


Pigeon Valley(ピジョンバレー)とは?

ピジョンバレーは、ギョレメとウチヒサールの間に広がる谷で、その名の通り「鳩の谷」と呼ばれています。かつてはこの一帯で鳩が大切に飼育されており、鳩の糞は畑の肥料として、また卵の殻は壁画の顔料として利用されてきました。岩肌には現在も鳩の巣が彫り込まれているのが見られ、自然と人間の生活が融合した独特の景観を楽しめます。

アクセス方法

ピジョンバレーは、ギョレメ中心部から車で約10分、ウチヒサール城からは徒歩でも行ける距離にあります。私たちは1日車を手配して観光地をいくつか移動しましたが、ツアーに参加して立ち寄る観光客も多い場所です。谷の入口には展望台があり、ツアーバスが停まることも多いので、車がなくても訪れやすいスポットです。

見どころ

展望台から見下ろす谷は、白っぽい奇岩と緑が織りなす美しい風景が広がっています。特に朝や夕方は光の当たり方によって色合いが変わり、写真映えすること間違いなしです。私たちが訪れた日は晴れていて、岩肌の白さと青空のコントラストがとても印象的でした。

また、展望台にはお土産屋さんやカフェが並び、トルコ名物のチャイを飲みながら絶景を楽しめます。観光地らしい賑やかさがありますが、谷を実際に歩いてトレッキングすることも可能です。私たちは時間の関係で展望台からの景色を楽しむだけでしたが、歩きやすい靴で訪れれば谷を散策するのもおすすめです。


Güray Museum(ギュライ博物館)とは?

ピジョンバレーを後にして向かったのは「Güray Museum(ギュライ博物館)」です。カッパドキアは陶器の町としても知られており、特にアヴァノスという町は古くから陶芸の中心地として栄えてきました。ギュライ博物館は、このアヴァノスにある地下の陶器博物館で、世界でも珍しい「地下に造られた陶芸博物館」として注目されています。

アクセス方法

ギョレメから車で約15分、アヴァノスの中心部に位置しています。私たちは車で訪れましたが、タクシーや現地ツアーを利用してもアクセス可能です。博物館の入口は少し分かりにくい場所にありますが、近くに駐車場があるので安心です。

博物館の魅力

館内は地下に広がる広大な空間で、まるで洞窟都市を歩いているような感覚になります。展示は古代の陶器から現代のアート作品まで幅広く、トルコの陶芸文化の歴史を一度に学べるのが魅力です。照明の演出も美しく、陶器の鮮やかな色彩が暗がりの中に浮かび上がる様子は幻想的でした。

さらに、博物館には現代アートの展示やイベントホールもあり、陶器に限らず幅広い芸術表現に触れることができます。私たちが訪れた際にも特別展が開催されていて、カッパドキアの伝統と現代アートが融合する独特の雰囲気を楽しめました。


陶器作り体験

ギュライ博物館を訪れて一番印象に残ったのは、娘が陶器作りの体験をさせてもらったことです。館内の工房では、実際に陶芸家の方がろくろを回して陶器を作っており、観光客も体験できるようになっています。

娘はまだ小学生でしたが、スタッフの方がとても優しく教えてくださり、ろくろの前に座って粘土を成形することができました。最初は緊張していたものの、手を粘土で汚しながら形ができていく様子に夢中になり、完成したときはとても誇らしげな表情をしていました。

作品は焼き上げて持ち帰ることも可能のようですが、私たちは持ち帰りはせず、体験そのものを楽しむことにしました。それでも、私達にとって良い思い出になりました。


家族で訪れて感じたこと

ピジョンバレーとギュライ博物館は、どちらもカッパドキアの魅力を違った角度から体験できるスポットでした。自然の絶景と、長い歴史に育まれた文化。両方を楽しめたことで、旅の充実度が一気に高まりました。

特にギュライ博物館は、ただ展示を見るだけではなく体験型の要素もあるため、子ども連れの家族旅行にぴったりです。歴史に興味がある方も、アートが好きな方も、家族で訪れればそれぞれに楽しめるポイントが見つかると思います。


まとめ

  • ピジョンバレーは、奇岩と鳩の巣が織りなす絶景を楽しめる谷。アクセスも簡単で、展望台からの眺めは必見。
  • ギュライ博物館は、アヴァノスにある地下の陶芸博物館。展示の美しさだけでなく、陶芸体験ができるのが魅力(また、子連れ旅行でも安心して楽しめるスポットで、実際に娘が陶芸体験をしたことで忘れられない思い出になった)。

カッパドキアは気球や洞窟ホテルが注目されがちですが、自然の谷や芸術的な博物館を訪れることで、より深くこの土地の魅力を感じることができます。これからカッパドキア旅行を計画される方には、ぜひピジョンバレーとギュライ博物館を旅程に加えてみてください。

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ぐっち
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駆け出しブロガー
私は1985年生まれの大阪出身で、現在は海外赴任で中国(蘇州)に家族(妻/子供/猫)で住んでいます。
私の趣味は、旅行やランニング、グルメ等なのでこのブログではそのような情報などを皆様にお届けできればと考えています。
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