【トルコ旅行記】イスタンブールの「地下宮殿」

こんにちは!今回は、家族3人で旅したトルコ・イスタンブールの「地下宮殿(バシリカ・シスタン)」の訪問記をお届けします。トルコ旅行を計画中の方に向けて、現地の基本情報やアクセス、見どころなどをまとめました。歴史好きの方も、写真映えを求める方も、きっと満足できるスポットですよ。

トルコってどんな国?
トルコは、アジアとヨーロッパの2つの大陸にまたがるユニークな位置にある国です。人口は約8,500万人(2025年現在)で、首都はアンカラ、最大都市はイスタンブールです。
トルコの歴史は非常に豊かで、古代ギリシャ・ローマ文明から始まり、東ローマ帝国(ビザンツ帝国)、そしてオスマン帝国へと続いてきました。オスマン帝国が長年この地域を支配し、1923年に現代のトルコ共和国が誕生。イスラム文化を大切にしながらも、近代化を進めてきた国です。
通貨はトルコリラ(TRY)、時差は日本より6時間遅れ(サマータイム中は7時間)です。親日的な人も多く、旅行中は温かく迎えてもらえる場面がたくさんありました。
イスタンブールの魅力とは?
イスタンブールは、トルコ最大の都市で人口は約1,600万人以上。ビザンチウム、コンスタンティノープルという旧名を持ち、古くから東西交易の要として栄えた都市です。
ヨーロッパ側とアジア側に分かれており、ボスポラス海峡を挟んで橋やフェリーで行き来できます。ブルーモスクやアヤソフィア、トプカプ宮殿など見どころ満載ですが、今回ご紹介する「地下宮殿」も絶対に外せないスポットのひとつです。
私たちは旧市街(スルタンアフメット地区)に宿泊し、徒歩で多くの名所を回れたのでとても便利でした。
地下宮殿(バシリカ・シスタン)とは?
●どこにある?アクセス方法
地下宮殿は、イスタンブール旧市街のスルタンアフメット地区、アヤソフィアのすぐそばにあります。地下鉄M2線「ヴェズネジレル駅」からトラムに乗り換え、「スルタンアフメット駅」で下車後、徒歩5分ほどで到着します。
観光名所が集中しているエリアなので、ブルーモスクやトプカプ宮殿とセットで訪れるのがおすすめです。
●歴史の概略
地下宮殿は、6世紀、東ローマ帝国のユスティニアヌス1世によって建造されました。正式名称は「バシリカ・シスタン(Basilica Cistern)」。当時は大規模な貯水池として使われており、皇帝の宮殿や市内の給水に利用されていたと言われています。
驚くことに、この貯水池の中には336本もの円柱が立ち並び、まるで古代神殿の中を歩いているかのような不思議な空間が広がっています。
地下宮殿の見どころ4選
1. 幻想的なライトアップと水の反射
内部は薄暗く、神秘的なライトアップで演出されています。床には今でも少量の水が張られており、柱が水に反射して映る様子はとても幻想的。スマホのカメラでも十分映えますし、静かな雰囲気に子どもも興味津々でした。

2. メデューサの石像
地下宮殿の奥には、逆さまになった「メデューサの頭部」の石像が2つあります。これはローマ神話の怪物で、見た者を石に変えるとされるメデューサが柱の土台に使われているのです。
なぜ逆さまなのか、なぜここにあるのか…は今でも謎とされており、歴史ミステリー好きにはたまらないポイントです。

3. コロネードの美しさ
天井を支える多数の円柱(コロネード)は一本一本異なるデザインで、じっくり観察すると当時の建築技術の高さに驚かされます。一部の柱には涙のような模様が刻まれており、「涙の柱」と呼ばれています。

4. 新しく設置されたアート作品
最近では、現代アートとのコラボレーションも行われており、水面に浮かぶ像や照明演出など、伝統とモダンが融合した空間になっています。歴史と芸術が調和した空間は、大人も子どもも楽しめるポイントです。
まとめ:家族で楽しむトルコ旅行に「地下宮殿」はおすすめ!
トルコは食べ物もおいしく、人も親切で、家族旅行にぴったりの国です。その中でも、イスタンブールの地下宮殿は「歴史を体感できる」特別なスポット。大人は壮大な歴史ロマンに、子どもは神秘的な雰囲気にワクワクしながら過ごせる場所でした。
旅行の計画を立てる際には、ぜひイスタンブールの「地下宮殿(バシリカ・シスタン)」を旅程に入れてみてください!

