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【スリランカ旅行記】「シギリヤロック」登頂体験

naoya.sakaguchi0528@gmail.com

こんにちは。今回は家族3人で訪れたスリランカ旅行の中でも、特に感動した「シギリヤロック」の体験についてご紹介します。これからスリランカ旅行を計画している方に向けて、アクセス方法や所要時間、歴史、見どころ、そして感動の朝日体験まで、リアルな情報をお届けします!


■ シギリヤロックとは?その魅力とアクセス

シギリヤロック(別名:ライオンロック)は、スリランカ中部に位置する高さ約200メートルの巨大な岩山で、かつて王宮が築かれた歴史的な遺跡です。世界遺産にも登録されており、その独特の形と頂上からのパノラマビューは、スリランカ観光のハイライトの一つです。

◇ 行き方

私たちはシギリヤの宿(「岩見荘」)に前泊し、そこからトゥクトゥクでシギリヤロックの入り口まで向かいました。所要時間は約10分ほど。コロンボやキャンディなどから来る場合は、ダンブッラでの乗り換えが一般的です。バスやチャーター車、鉄道+タクシーの組み合わせでもアクセス可能ですが、子連れであれば宿の送迎や現地ツアーの利用も安心です。

◇ 所要時間

頂上までの登頂には、休憩をはさみながら登って約1時間。下りも同様に約40〜60分。岩の上の遺跡もじっくり見学するなら、全体で2〜3時間程度を見ておくのがおすすめです。朝は涼しく人も少ないので、できれば早朝の登頂がおすすめです。


■ シギリヤロックはどうやってできた?

シギリヤロックは、かつて火山活動によって地中から押し上げられたマグマの塊が、長い年月をかけて周囲の地層が風化・侵食され、現在のように突き出た形になったと考えられています。つまり、あの巨大な岩は自然が生み出した奇跡のような地形なのです。

その上に王が壮麗な宮殿を築いたという事実には、ただただ驚くばかり。自然と人間の歴史が融合した、まさに“空中の王宮”と呼ぶにふさわしい場所でした。


■ シギリヤロックの歴史 〜幻の王都と王の悲劇〜

この岩山に王宮を築いたのは、5世紀のスリランカ王カッシャパ1世(在位:477年〜495年)。彼は父王を殺して王位を奪った後、反乱を恐れて天然の要塞であるシギリヤに都を築いたと言われています。

シギリヤロックの中腹には、かつての王宮の壁画「シギリヤ・レディ(美女のフレスコ画)」が残っており、今も鮮やかな色彩が見る者を魅了します。また、頂上部分には王の居住区や貯水池、玉座の跡が残されており、当時の高度な建築技術に驚かされます。

しかしカッシャパ王は、弟のモッガラーナ王子との戦いに敗れ、最後は自ら命を絶ったと伝えられています。短命に終わったシギリヤ王都は、その後修道院として使われ、静かに歴史に埋もれていきました。


■ 頂上で朝日を浴びる、忘れられない瞬間

私たちは朝6時の開門と同時に入場し、まだ薄暗い中を登り始めました。朝靄の中を静かに登る道中、聞こえるのは鳥のさえずりと自分たちの足音だけ。幻想的な雰囲気に包まれながら、ゆっくりと岩山を登っていきました。

そして頂上に向かってシギリヤロックを登っている時に、朝日が地平線から顔を出し、周囲のジャングルや湖をやわらかい黄金色に染め上げる瞬間に立ち会うことができました。

「ここに王が住んでいたのか…」と想像しながら見下ろす景色は、言葉では言い表せないほどの美しさ。娘も「わあ、空の上にいるみたい!」と目を輝かせていました。

風が心地よく、視界の先に広がる緑の大地。忙しい日常から完全に切り離されたような感覚に、思わず深呼吸。シギリヤロックの頂上は、まさに「心が洗われる場所」でした。


■ 家族連れへのアドバイス

小さなお子さん連れでも、注意点を守れば安心して登れます。

  • トイレは入場前に済ませておく(頂上にはない)
  • 水は必ず持参
  • 足元はしっかりした運動靴で
  • 高所恐怖症の方は中腹の「ライオンの足」あたりで休憩するのもおすすめ

岩場の階段や鉄製の階段が多いので、手すりを使って安全に登ってください。


■ おわりに:シギリヤは“行ってよかった”を超える場所

シギリヤロックは、ただの観光名所ではありませんでした。自然の神秘、人間の歴史、家族での絆、そして心に刻まれる絶景体験。そのすべてが詰まった、まさに「旅の宝物」です。

これからスリランカ旅行を計画している方には、ぜひ早朝の登頂をおすすめします。忘れられない思い出になること間違いなしです!


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ぐっち
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駆け出しブロガー
私は1985年生まれの大阪出身で、現在は海外赴任で中国(蘇州)に家族(妻/子供/猫)で住んでいます。
私の趣味は、旅行やランニング、グルメ等なのでこのブログではそのような情報などを皆様にお届けできればと考えています。
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