【スリランカ旅行記】古代都市「ポロンナルワ」

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スリランカ旅行で訪れた「ポロンナルワ(Polonnaruwa)」は、かつて王朝が栄えた古都であり、現在は遺跡群として世界中から観光客が訪れる場所です。私たちは、家族3人でこのポロンナルワの古代遺跡群をトゥクトゥクを貸し切って約4時間かけて巡るという、ちょっとユニークな体験をしてきました。

この記事では、これからスリランカ旅行を検討している方に向けて、ポロンナルワ遺跡群の基本情報から歴史的背景、そして実際に家族で観光して感じたことを交えながらご紹介します。


ポロンナルワってどんな場所?アクセスと所要時間

ポロンナルワは、スリランカの中北部に位置する古代都市で、コロンボからは車で約6~7時間、電車やバスでのアクセスも可能です。私たちは前日にコロンボから鉄道で移動し、ポロンナルワの町に2泊しました。鉄道の旅もローカルな雰囲気が味わえて楽しい経験でした。

遺跡群はポロンナルワ市内に点在しており、範囲がとても広いため、徒歩では到底回りきれません。自転車をレンタルする旅行者も多いですが、私たちはトゥクトゥクを貸し切るスタイルを選びました。子ども連れには、移動がラクで日差しも避けられるのでかなりおすすめです。

トゥクトゥクは宿泊先のホテルで手配してもらい、4時間で約4,500ルピー(約2,200円)。ドライバーさんも親切で、主要な遺跡スポットを効率よく回ってくれました。


世界遺産にも登録!ポロンナルワ遺跡群の歴史をひも解く

ポロンナルワは、11~13世紀にかけてスリランカの首都として栄えた王都で、当時のシンハラ王朝の政治・宗教の中心地でした。アヌラーダプラが南インドの侵略によって衰退した後、新たな首都として建設されたのがこのポロンナルワです。

その歴史的重要性から、1982年にはユネスコの世界文化遺産にも登録されており、仏教建築や彫刻の美しさは今なお高い評価を受けています。

広大な敷地の中には、宮殿跡、仏塔、巨大な石像、寺院などが点在し、かつての繁栄ぶりを今に伝えています。


ポロンナルワ遺跡群の見どころと特徴

私たちが訪れたポロンナルワ遺跡群には、特に印象的な場所がいくつもありました。その中でも以下のスポットは必見です。

① クワドラングル(Quadrangle)

ポロンナルワ観光の中心ともいえるエリアで、さまざまな寺院跡が密集しています。八角形の仏塔や石の柱に囲まれた建物など、神秘的な雰囲気が漂っていました。息をのむほどの静けさの中に、歴史の重みを感じます。

② ガル・ヴィハーラ(Gal Vihara)

こちらはポロンナルワを代表する石彫仏群で、巨大な涅槃仏(横たわる仏像)や座像、立像が一枚岩から彫り出されているのが最大の特徴。石像の表情はどれも穏やかで、思わず時間を忘れて見入ってしまいました。

③ 王宮跡(Royal Palace)

かつての王の宮殿とされる遺跡で、かつて7階建てだったと言われる建物の土台が残っています。今ではレンガの壁が部分的に残るのみですが、スケールの大きさは十分に伝わります。


トゥクトゥクでの観光体験

ポロンナルワの遺跡群はとにかく広く、炎天下の中を自転車で回るのはかなり体力を使います。今回は小学生の娘も一緒だったので、日陰が確保できて、移動も快適なトゥクトゥクは大正解でした。

ドライバーさんは英語がある程度通じたので、スポットごとに解説をしてくれたり、冷たい水を買う時間も確保してくれたりと、柔軟な対応をしてくれました。エアコンはありませんが、風を受けながらの移動は心地よく、現地の空気を全身で感じることができました。また、家族で移動できる個室感もあり、小さなお子さん連れには本当におすすめです。


まとめ:家族旅行で感じた「古代スリランカ」の魅力

今回のポロンナルワ遺跡群の観光は、家族みんなにとって心に残る体験になりました。歴史に触れる旅というと難しそうに思われがちですが、実際に目の前で巨大な仏像や建物跡を見ると、子どもも自然と興味を持つようです。

また、移動手段としてトゥクトゥクを選んだことで、家族の体力的な負担も少なく、終始楽しく観光できました。ポロンナルワを訪れる際には、ぜひこのスタイルでの観光も検討してみてください。


以上、家族3人で巡ったポロンナルワの旅レポートでした。これからスリランカ旅行を計画されている方に、少しでも参考になれば幸いです!

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ぐっち
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私は1985年生まれの大阪出身で、現在は海外赴任で中国(蘇州)に家族(妻/子供/猫)で住んでいます。
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