【スリランカ旅行記】「ダンブッラ石窟寺院」

こんにちは!今回は家族3人で訪れたスリランカ旅行の中でも、特に印象的だった「ダンブッラ石窟寺院(Dambulla Cave Temple)」についてご紹介します。スリランカの文化や自然の魅力をぎゅっと凝縮したこの場所は、これからスリランカ旅行を計画している方にはぜひ訪れていただきたいスポットです。

ダンブッラ石窟寺院の基本情報|アクセス・場所・所要時間など
場所:
ダンブッラ石窟寺院は、スリランカ中部のダンブッラという町に位置しています。
アクセス:
シギリヤから車で約30分と近く、シギリヤ・ロックとセットで訪れる旅行者が多いです。ダンブッラはコロンボからは約150kmほどの距離で、車で4〜5時間ほどかかります。公共交通機関を使う場合、キャンディからバスで2時間前後が目安です。
所要時間:
観光にはおよそ1.5〜2時間ほど見ておくと良いでしょう。私たちは写真を撮ったり景色を楽しんだりしながら、のんびり2時間かけて巡りました。
ダンブッラ石窟寺院の特徴|洞窟に広がる神聖な空間
ダンブッラ石窟寺院の最大の特徴は、自然の岩山をくり抜いた「洞窟の中にある仏教寺院」という点です。紀元前1世紀に作られたとされ、2,000年以上の歴史があります。現在でも5つの主要な洞窟が公開されており、それぞれに多数の仏像や壁画が収められています。
石窟内の空間はひんやりとしており、外の暑さを忘れるほど静謐な雰囲気。洞窟の天井や壁一面に描かれた色鮮やかな壁画は、仏陀の生涯や神々の姿を描いたもの。修復が重ねられてきたとはいえ、その保存状態には驚かされます。

ダンブッラ石窟寺院の見どころ|5つの石窟の魅力を紹介
第一石窟(デーワ・ラージャ・ヴィハーラ)
最も古い石窟で、巨大な寝釈迦仏(横たわる仏像)が見どころ。全長14メートルの仏像は岩を直接削って作られており、そのスケールに圧倒されます。
第二石窟(マハー・ラージャ・ヴィハーラ)
最も大きく、最も見応えがあるのがこの第二石窟。仏像が50体以上並び、天井にはびっしりと壁画が描かれています。特に天井の蓮の花模様や、王の奉納場面は見逃せません。
第三〜第五石窟
これらの石窟も規模は小さいながら、それぞれに異なる仏像や装飾が施されています。第五石窟では比較的新しい仏像が並び、他とは少し違う雰囲気が楽しめます。

山の上からの絶景!石窟寺院から見渡すスリランカの自然
石窟寺院へは、岩山を登っていく必要があります。階段がやや多めですが、休憩しながら進めば問題ありません。登る途中には野生のサルが現れることもあるので注意が必要です。
頂上に近づくにつれ、視界が一気に開けていき、周囲の緑豊かな平原が一望できます。特に朝や夕方は光の加減で風景が美しく映え、写真スポットとしても最高です。私たちが訪れた時も、しばし無言でその景色を眺めてしまうほどの迫力でした。


ダンブッラ観光の前後におすすめ!周辺の観光スポット
シギリヤ・ロック
ダンブッラ観光とセットで行きたいのが、世界遺産「シギリヤ・ロック」。巨大な岩山の上に王宮跡が残されており、その登頂体験はスリランカ旅行のハイライトの一つ。ダンブッラからは車で30分ほどです。
キャンディ(Kandy)
少し足を伸ばせば、仏歯寺のあるスリランカ第二の都市キャンディにもアクセスできます。文化的な雰囲気があり、伝統舞踊のショーや仏教博物館など見どころが豊富です。
ダンブッラのゴールデンテンプル(黄金の大仏)
石窟寺院のふもとには、巨大な黄金の仏像がそびえる「ゴールデンテンプル」があります。派手な外観は写真映え抜群で、入口に立つだけでも旅の思い出になります。

まとめ|ダンブッラ石窟寺院はスリランカ仏教文化の粋が詰まった場所
ダンブッラ石窟寺院は、歴史、芸術、自然の絶景が一度に楽しめる非常に満足度の高い観光地でした。家族3人それぞれが違う視点で楽しめる場所であり、スリランカ旅行の中でも特に記憶に残ったスポットです。
これからスリランカを旅する方には、ぜひ「ダンブッラ石窟寺院」を旅程に加えてみてください。朝の涼しいうちに訪れれば、混雑も避けられてより神聖な雰囲気を感じられますよ。





