石垣島旅行記

【石垣島旅行記】素朴な離島「黒島」

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こんにちは!今回は、沖縄の石垣島旅行の際に訪れた「黒島」についてご紹介したいと思います。石垣島から高速船でわずか30分で行ける離島ですが、本当に時間がゆっくり流れているかのような、素朴でのんびりとした空気に包まれた黒島。その魅力を、私たちの体験をもとにご紹介していきます。


黒島ってどんな島?基本情報をご紹介

黒島は、沖縄県八重山諸島に属する小さな離島で、石垣島の南約10kmの位置にあります。ハート型に近い独特な形をしており、「ハートアイランド」とも呼ばれることがあります。島の面積は約10平方キロメートルで、平坦な地形が特徴。そのため、自転車で一周するのにぴったりなサイズなんです。

島へのアクセスは、石垣島の離島ターミナルから高速船で約30分。1日に数便運航されているので、日帰りでも十分に楽しめます。私たちも朝の便で出発し、夕方の便で戻るプランで訪れました。

島に到着すると、港のすぐ近くにレンタサイクルのお店がいくつかあり、さっそく自転車をレンタル。道はどこも平坦で、自転車でもとても走りやすく、風を感じながら島の自然を楽しめました。


黒島の魅力は、何もないこと――静けさに癒される時間

石垣島と比べると、黒島はとても静かで観光地化されていない印象でした。コンビニやスーパーはなく、レストランやカフェも数えるほど。だからこそ、島本来の自然や暮らしのリズムを肌で感じることができます。

海沿いを走ると、どこまでも続くサンゴ礁の海が広がり、エメラルドグリーンの水面がきらきらと輝いていました。遠くに見える無人島や、干潮時に現れる白い砂州など、まるで絵に描いたような南国の風景にうっとり。ときおり聞こえるのは、風の音と、牛の鳴き声くらいです。

「何もしない時間を楽しむ」ことが、黒島での過ごし方。のんびりサイクリングをしながら、気になった場所で止まって写真を撮ったり、木陰で休んだり。普段の生活では味わえないような贅沢な時間が流れていました。


黒島といえば“牛”!人口より牛が多いって本当?

黒島を語る上で外せないのが、“牛”の存在です。この島では畜産が盛んで、なんと島内には3,000頭以上の牛がいると言われています。対して、島の人口は200人ほど。つまり、牛の数が人の10倍以上!

自転車で島を走っていると、あちこちに牧場が点在していて、のんびりと草を食べる牛たちの姿に癒されます。時折、道路のすぐ横に牛がいたり、目が合ったりする場面も(笑)。島のあちこちに「牛注意」の標識があるのも、なんだかほっこり。

毎年2月には「黒島牛まつり」というイベントも開催されていて、八重山牛の魅力を味わえるとあって、地元だけでなく観光客にも人気だそうです。


観光スポットといえば?自然と歴史を感じる場所たち

黒島には派手な観光施設はありませんが、自然や歴史を感じる素敵な場所が点在しています。私たちが訪れた中で特に印象に残ったスポットをご紹介します。

伊古桟橋

黒島を訪れたら絶対に立ち寄ってほしいのが「伊古桟橋(いこさんばし)」です。伊古桟橋は、かつて漁業や船の荷揚げ用に使われていたコンクリート製の桟橋で、今ではそのレトロな雰囲気と絶景から人気のフォトスポットとなっています。

まっすぐ海に伸びる桟橋の上を歩いていくと、まるで海の上を歩いているかのような不思議な感覚に。周囲は360度見渡す限りの海。特に干潮時には透明度の高い浅瀬が広がり、足元のサンゴ礁や魚が見えることもあります。

夕方の時間帯には夕焼けに染まる海と桟橋のシルエットがとても幻想的で、写真好きにはたまらないスポット。私たちは午前中の明るい時間に訪れましたが、午前中も別の綺麗さがありました。この伊古桟橋は、2005年に国の有形文化財にも登録されており、歴史的価値もある場所です。

黒島展望台

島の中央部にある展望台で、黒島の地形が一望できるおすすめスポット。階段を上ると、360度のパノラマビューが広がり、周囲の海や牧草地帯を見渡せます。

宮里海岸

港から近く、白砂と遠浅の海が広がるビーチ。海の透明度が高く、シュノーケリングも楽しめるエリアです。私たちは砂浜で足を浸しながらのんびり景色を眺めていました。

西の浜

干潮時にだけ現れる幻想的な砂州があるスポット。タイミングが合えば、白い砂の道が海の中に現れて絶景が広がります。


次回はぜひ、黒島に泊まってみたい

今回は日帰りでの訪問でしたが、島を離れるころには「もっとゆっくり過ごしてみたい」という気持ちになりました。黒島には小さな民宿やゲストハウスが点在しており、宿泊すれば夜の星空や朝の静けさを体験できるとのこと。

夜は電灯も少ないため、満天の星空が楽しめるそうです。海や牛たちだけでなく、空までもが美しい黒島。次回訪れるときには、ぜひ一泊して黒島の「夜」と「朝」の空気を味わってみたいと思います。


まとめ:石垣島からの“ひといき”に、黒島という選択を

黒島は、派手な観光地ではありません。でも、だからこそ訪れる価値がある島です。都会の喧騒から離れて、自然の音やゆっくりとした時間を全身で感じたい人にぴったりの場所。

石垣島に滞在する際は、ぜひ黒島への日帰り旅をプランに加えてみてください。そして、もし時間に余裕があれば、宿泊して“何もしない贅沢”を味わってみてはいかがでしょうか。

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ぐっち
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駆け出しブロガー
私は1985年生まれの大阪出身で、現在は海外赴任で中国(蘇州)に家族(妻/子供/猫)で住んでいます。
私の趣味は、旅行やランニング、グルメ等なのでこのブログではそのような情報などを皆様にお届けできればと考えています。
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