2025.06.03

【石垣島旅行記】石垣島天文台で天体観測

naoya.sakaguchi0528@gmail.com

こんにちは！今回は、私たちが沖縄の石垣島で体験した特別な夜、「石垣島天文台」の天体観測会についてご紹介します。

星空といえば高原や山のイメージが強いですが、実はここ石垣島も日本屈指の“星空スポット”。街の明かりが少なく、空気が澄んでいるため、南十字星をはじめとする南の星々まで観測できるのが魅力です。

私たちが訪れた「石垣島天文台」は、そんな石垣島の夜空を堪能できる最高の場所。ここでは、観光で訪れる方でも参加できる「天体観望会」が開催されており、本格的な天体望遠鏡を使って月や惑星、星団などを見ることができます。まさに、宇宙に一歩近づくような体験でした。

石垣島天文台の基本情報

「石垣島天文台」は、沖縄県石垣市のバンナ公園の近く、小高い丘の上に位置しています。空気が澄み、周囲に街灯が少ないため、星空観察には理想的な場所です。

敷地内には、展示室や多目的ホールなどもあり、天文学に関する展示物や映像を見ることもできます。ただし、観望会への参加は予約制ですので、公式サイトや電話で必ず事前に確認・予約しておきましょう。

私たちが参加したのは、夜に開催される**「天体観望会」**です。これは石垣島天文台の一番の人気プログラムで、一般の旅行者でも本格的な天体望遠鏡で星を観察することができる貴重な体験です。

受付と簡単な説明
　到着するとまず受付を済ませ、観測会が始まるまで施設内で待ちます。観測会が始まると、天文台の職員の方がとても丁寧に石垣島天文台のことなどを説明してくださり、リラックスした雰囲気でスタートします。
巨大望遠鏡で観察
　いよいよドーム内の「むりかぶし望遠鏡」での観察へ。この望遠鏡は口径105cmと、日本国内では有数の大きさを誇ります。

日によっては月のクレーターの陰影などもくっきり見えるようです。職員の方が望遠鏡の角度を変えながら、木星の縞模様や土星の輪っか、さらにはプレアデス星団（すばる）などを見せてくれます。

「むりかぶし望遠鏡」は、観光地にある天文台としては日本屈指の本格派。通常このクラスの望遠鏡は研究用で一般公開されていないことが多いのですが、ここでは実際にその望遠鏡を通して星を観察することができます。

そのため、旅行中に星空体験をしたい方に本当におすすめです。

石垣島は、環境省から「星空保護区」にも指定されているほど、光害が少なく、星空の美しさが守られている地域です。街灯が少なく、海に囲まれて空気が澄んでいるため、肉眼でも多くの星座や流れ星が見られることも。

さらに天文台は高台にあり、360度開けた視界が特徴。周囲の音も静かで、まるで宇宙と対話しているような感覚になります。

私たちが参加したときも、子連れの家族やカップル、年配の方まで幅広い年齢層の方が来ていました。ガイドさんの説明はとても分かりやすく、宇宙の知識がなくても楽しめる構成になっています。

子どもたちは大きな望遠鏡に目を輝かせ、大人も宇宙の神秘に思わず言葉を失う――そんな光景が広がっていました。

石垣島というと、青い海やシュノーケリング、川平湾などの観光地がまず思い浮かびますが、「夜」に楽しめるアクティビティとして、石垣島天文台はぜひ訪れていただきたいスポットです。

昼間はアクティブに動いて、夜は星空の下で心を落ち着ける――そんな贅沢な時間を過ごすことで、石垣島の旅がより思い出深いものになると思います。

ちなみに、天候によっては観望会が中止になることもあるので、天気予報のチェックと、予備日を設けるなどの工夫もおすすめです。

「石垣島天文台」での天体観望会は、ただの観光ではなく、心に残る“体験”そのものでした。満天の星を見上げながら、地球や宇宙の広さを感じる時間は、日常を離れて自分を見つめ直す貴重なひとときにもなります。

これから沖縄・石垣島への旅行を計画している方、ぜひ「星空の旅」も旅程に加えてみてください。きっと忘れられない夜になるはずです。

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