エジプト考古学博物館の魅力を徹底解説!

エジプト旅行を計画中の方なら、一度は訪れたいのが「エジプト考古学博物館」です。カイロにあるこの博物館には、古代エジプトの貴重な遺物が数多く展示されており、まさに歴史の宝庫といえます。この記事では、エジプト考古学博物館の歴史や見どころ、料金や営業時間について詳しく解説します。
1. エジプト考古学博物館の歴史と設立に貢献した人物
エジプト考古学博物館は、1902年にカイロのタハリール広場に開館しました。設立に大きく貢献したのが、フランス人考古学者のオーギュスト・マリエットです。彼は19世紀にエジプトの遺跡保護に尽力し、エジプト初の公的な博物館の基盤を築きました。その後、ガストン・マスペロが後を継ぎ、博物館の発展に貢献しました。
近年、新たに「大エジプト博物館(GEM)」が建設されており、エジプト考古学博物館の所蔵品の一部はそちらに移される予定です。しかし、エジプト考古学博物館は今もなお、歴史的な価値の高いコレクションを誇っています。
2. エジプト考古学博物館に収蔵されている主な展示品5選
エジプト考古学博物館には膨大な数の遺物が展示されていますが、特に注目すべき5つの展示品をご紹介します。
- ナルメル王のパレット
エジプト最古の王朝を築いたナルメル王の勝利を記念するパレットで、エジプト統一の象徴とされています。

- アクエンアテン王の像
伝統的なファラオ像とは異なる独特なスタイルが特徴的で、アマルナ時代の美術の変革を物語ります。

- ラムセス2世の彫像
エジプトの最も偉大なファラオの一人であるラムセス2世の巨大な彫像は、その圧倒的な存在感で訪れる人々を魅了します。 - 死者の書
古代エジプト人が来世へ旅立つために必要な呪文が記されたパピルスで、宗教的な価値が非常に高い資料です。
- メルエンプタハの石碑(イスラエル・ステラ)
古代エジプトにおける「イスラエル」の名が刻まれた唯一の碑文として有名で、歴史学的にも重要な遺物です。
また、エジプト考古学博物館には日本人に人気のエジプト神のメジェドもいます。隠れミッキーのようにいるので、是非探してみてください。

3. ツタンカーメン関連の主な遺物5選
エジプト考古学博物館で特に人気が高いのが、ツタンカーメン王の黄金の財宝です。発掘された膨大な遺物の中でも、特に注目すべき5点をご紹介します。
- ツタンカーメンの黄金のマスク
エジプト考古学博物館のシンボルともいえる黄金のマスク。精巧な装飾と王の顔が刻まれたデザインは圧巻です。

- 黄金の玉座
背もたれにはツタンカーメンと王妃アンケセナーメンが描かれており、華麗な装飾が施されています。


- カノプス壺
ミイラの内臓を保管するための壺で、ツタンカーメン王のものは精緻な彫刻が施されています。

- 黄金の棺
ツタンカーメンのミイラを納めていた三重の棺のうち、最も内側の棺は純金で作られています。 - 戦車
ツタンカーメンの墓から発掘された戦車で、実際に使用されていたと考えられています。
これらの遺物はツタンカーメンの短い生涯と、古代エジプトの葬祭文化を知る上で非常に貴重なものです。
4. エジプト考古学博物館の料金・営業時間
エジプト考古学博物館を訪れる際の基本情報をまとめました。
- 所在地:カイロ市内 タハリール広場
- 営業時間:9:00~17:00(最終入館は16:30)
- 入場料金:
- 一般:300エジプトポンド(約1,500円)
- 学生:150エジプトポンド(約750円)
- アクセス:地下鉄「サダト駅」から徒歩すぐ
※料金や営業時間は変更される可能性があるため、訪問前に最新情報を確認することをおすすめします。
まとめ
エジプト考古学博物館は、古代エジプトの魅力を存分に味わえる場所です。特にツタンカーメンの黄金のマスクは必見の展示物であり、他にも歴史的価値の高い遺物が数多く収蔵されています。
エジプト旅行を計画している方は、ぜひこの博物館を訪れて、古代エジプトの壮大な歴史を肌で感じてみてください!