トルコ旅行記

【トルコ旅行記】イスタンブール観光(ヴァレンス水道橋、テオドシウスの城壁、ピエール・ロティのカフェ、ミフリマー・スルタン・ジャーミィ)

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イスタンブールは、ローマ帝国・ビザンツ帝国・オスマン帝国といった大帝国の都として栄え、現在もその歴史と文化の名残が街の至る所に見られます。私たち家族3人も数日滞在し、歴史ある建造物から絶景カフェ、静謐なモスクまで、心に残る体験ができました。今回は「ヴァレンス水道橋」「テオドシウスの城壁」「ピエール・ロティのカフェ」「ミフリマー・スルタン・ジャーミィ」の4カ所を中心にご紹介します。これからイスタンブール旅行を計画している方に役立つ情報をお届けします。


ヴァレンス水道橋(Valens Aqueduct)

基本情報

ヴァレンス水道橋は4世紀、ローマ皇帝ヴァレンスによって建設された全長約1,000メートルの巨大水道橋です。古代コンスタンティノープルに水を供給するために造られ、長い歴史を経てもなお街の中心に堂々と立っています。

行き方

旧市街のファーティヒ地区にあり、トラム「Vezneciler」駅から徒歩でアクセス可能です。大通りの上をまたぐように水道橋が残っており、イスタンブール大学からも近いため観光ルートに組み込みやすいです。

見どころ

間近で見ると、石造りのアーチが整然と並び、圧倒的な存在感を放っています。車道の上にそびえる姿は、古代と現代が共存するイスタンブールらしい風景。私たちは家族で近くの公園から水道橋の写真を撮ったりしました。観光客は意外と少なく、地元の人たちの散歩道になっている点も印象的でした。


テオドシウスの城壁(Theodosian Walls)

基本情報

5世紀初頭にテオドシウス2世によって築かれた城壁は、約1,000年にわたりコンスタンティノープルを守り続けました。全長は約6.5kmに及び、二重、三重に重なる強固な構造は「不落の城壁」と呼ばれたほどです。

行き方

旧市街からトラムに乗り「Topkapi」駅で下車し、徒歩でアクセスできます。観光地として大きく整備されているわけではなく、地元の住宅街や畑の横に城壁が続いているため、素朴な雰囲気が味わえます。

見どころ

高さ10メートル以上の城壁が延々と続き、古代都市のスケール感を体感できます。修復された門や塔もあり、ところどころ登ることも可能のようです。ブルーモスクやアヤソフィアのような観光名所とは異なる、素朴でリアルな歴史遺産です。


ピエール・ロティのカフェ(Pierre Loti Café)

基本情報

エユップ地区の丘の上に位置する「ピエール・ロティのカフェ」は、19世紀末にイスタンブールを訪れたフランスの作家ピエール・ロティがよく通ったとされるカフェです。ここからはイスタンブールの街を一望でき、絶景スポットとして人気があります。

行き方

「Eyüp」停留所で下車後、丘の上までロープウェイ(テレフェリック)で上がることもできるようですが、私たちはタクシーで上まで上がりました。

見どころ

カフェのテラス席からの眺めは息をのむほど。湾を横切る船、点在するモスクのミナレットなどトルコらしい景色を感じることができます。私たちは、チャイやトルココーヒーなどを楽しみながら景色を堪能しました。都会の喧騒から離れ、心が落ち着く時間でした。


ミフリマー・スルタン・ジャーミィ(Mihrimah Sultan Camii / Iskele Camii)

基本情報

スレイマン大帝の愛娘ミフリマー・スルタンのために建てられたモスクで、設計はオスマン帝国の名建築家ミマール・シナン。アジア側のウスキュダル地区、フェリーターミナルすぐ近くにあり「イスケレ・ジャーミィ(港のモスク)」とも呼ばれています。

行き方

旧市街エミノニュからフェリーでウスキュダルへ渡り、港から徒歩数分。ボスポラス海峡を渡る小さな船旅も楽しめ、移動自体が観光の一部になります。

見どころ

外観はシンプルながらも調和のとれた美しさで、内部は自然光が優しく差し込む静謐な空間。観光客は少なく、地元の人々の祈りの場としての雰囲気をそのまま味わえます。私たちはモスクの天井を見上げながら、心穏やかな時間を過ごしました。ブルーモスクやアヤソフィアに比べて規模は小さいですが、むしろその静けさが魅力です。


家族で巡って感じたこと

今回訪れた4カ所は、それぞれ違った魅力を持っていました。

  • ヴァレンス水道橋では「古代ローマの技術と存在感」を体感。
  • テオドシウスの城壁では「帝国の強固な防御」を実感。
  • ピエール・ロティのカフェでは「絶景と癒し」を堪能。
  • ミフリマー・スルタン・ジャーミィでは「静けさと信仰心」に触れる。

イスタンブール観光というと定番スポットに目が行きがちですが、こうした少し落ち着いた場所を加えると、旅全体に奥行きが出ます。子連れでも安心して行けるので、家族旅行にもおすすめです。


まとめ

イスタンブールは「歴史」「絶景」「信仰」が共存する街。その魅力を実感するには、有名観光地だけでなく今回紹介したような場所を巡るのがおすすめです。

  • 水道橋と城壁で歴史の重みを知り、
  • カフェで街を見渡し、
  • モスクで静けさを味わう。

私たち家族にとって、この4つの体験はイスタンブールの旅をより深く、忘れられないものにしてくれました。これから訪れる方はぜひ旅程に組み込んでみることを検討してみてください。

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ぐっち
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駆け出しブロガー
私は1985年生まれの大阪出身で、現在は海外赴任で中国(蘇州)に家族(妻/子供/猫)で住んでいます。
私の趣味は、旅行やランニング、グルメ等なのでこのブログではそのような情報などを皆様にお届けできればと考えています。
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