【沖縄旅行記】「奥武島」で天ぷらを満喫!

沖縄本島を旅行する中で、観光地として有名な那覇や美ら海水族館ももちろん魅力的ですが、少し足を伸ばして「地元らしい沖縄」を味わいたい方にぜひおすすめしたいのが、南部にある小さな離島「奥武島(おうじま)」です。
今回は、私たちが実際に宿泊していた南城市の「さちばるやーどぅい」から車ですぐに訪れた奥武島の魅力について、旅の体験を交えながらご紹介します。
奥武島(おうじま)ってどんなところ?
沖縄本島の南部、南城市のすぐそばにある奥武島は、車でアクセスできる小さな離島です。「離島」といっても、沖縄本島から短い橋でつながっているため、気軽に訪れることができます。
島の大きさはわずか0.23平方キロメートル。島を一周してもほんの数分ほど。それでも訪れる価値は大いにある、と感じました。観光地化されすぎておらず、地元の人々の暮らしと自然が調和した、どこか懐かしいような穏やかな空気が流れています。
私たちが宿泊していた「さちばるやーどぅい」からは車でわずか10分ほどで到着。宿の周辺もとても静かで南国らしい雰囲気でしたが、そこからさらに奥武島へ行くことで、もう一段階「ゆるやかな島時間」に包まれるような感覚を味わえました。
奥武島へのアクセス方法
奥武島へは車でのアクセスが便利です。那覇空港からは約40分ほど。南城市方面へ国道331号線を南下し、「奥武橋」という短い橋を渡ると、そこがもう奥武島です。
公共交通機関では、那覇バスターミナルからバスで「志堅原(しけんばる)」バス停まで行き、そこから徒歩約15分。ただし、バスの本数はそれほど多くないため、レンタカーやタクシーを利用するのがスムーズです。
離島といっても日帰りで十分楽しめる距離なので、南部観光の合間にふらっと立ち寄るのにもぴったりです。
島の名物は“揚げたての天ぷら”!
奥武島の代名詞ともいえるのが、天ぷらです。特に有名なのが「中本鮮魚店」。島の橋を渡ってすぐ左手にあるため、車で訪れても迷うことはありません。
お店の前には行列ができていることも多く、地元の人から観光客まで大人気。店内には揚げたての天ぷらがずらりと並び、どれも100円〜150円程度とリーズナブル。私たちは白身魚、イカ、もずくの天ぷらを注文しました。
注文後すぐに紙袋に入れて渡されるスタイルで、そのままお店の目の前に広がる海沿いでいただくのがおすすめです。潮風を感じながら、揚げたてサクサクの天ぷらをほおばる時間はまさに格別。手軽な軽食でありながら、旅のハイライトになるような満足感がありました。
中本鮮魚店 食べログ:https://tabelog.com/okinawa/A4704/A470403/47000227/


食後には冷たいごほうび「かき氷」
天ぷらを楽しんだ後、もう一つ立ち寄りたいのが、島内にある小さなかき氷屋さん。季節にもよりますが、沖縄の暑い日差しの下で食べるかき氷は絶品です。
私たちが訪れた時には、フルーツシロップたっぷりの手作り風かき氷をいただきました。島の景色と相まって、どこか昭和レトロな風情も感じられるひとときです。
奥武島の雰囲気:観光地ではない“日常の沖縄”を感じる
奥武島の魅力は、何と言ってもその素朴さにあります。観光地化されすぎていないぶん、地元の人の暮らしがすぐそばにあり、それが島の自然とうまく調和しているのです。
漁港では実際に漁から戻ってきた船や作業する漁師さんの姿を見ることができ、観光客向けの「作られた沖縄」ではなく、「本当の沖縄の日常」を垣間見ることができます。
島内を少し歩けば、猫たちがのんびり日なたぼっこしていたり、古びた家屋の壁にハイビスカスが咲いていたり。観光スポットとして賑やかすぎないからこそ、心がほぐれるような感覚になれる場所です。
まとめ:ちょっと足を伸ばすだけで出会える、心の休息地
沖縄旅行というと、どうしても北部のリゾートや定番の観光地に目が向きがちですが、南部にも素敵な場所はたくさんあります。中でも奥武島は、橋を渡るだけで日常から一歩外れたような、小さな旅ができる場所。
特に、「さちばるやーどぅい」など南城市の宿に滞在する予定がある方には、奥武島はぜひ訪れてほしいスポットです。車で10分、半日あれば十分楽しめる距離感なのに、そこには沖縄らしさと、旅人に寄り添うような優しさが詰まっています。
天ぷらとかき氷と、海と風。そんなシンプルで贅沢な時間を過ごしに、ぜひ一度、奥武島へ足を運んでみてください。