ルクソール神殿

エジプト個人旅行でルクソールを訪れた際、ルクソール神殿を観光しました。この記事では、ルクソール神殿の歴史や見どころ、スフィンクス、ライトアップ、そしてオベリスクについて詳しくご紹介します。エジプト旅行を計画している方は、ぜひ参考にしてください。

ルクソール神殿の歴史
ルクソール神殿は紀元前1400年頃に建設が始まりました。主に新王国時代のファラオであるアメンホテプ3世とラムセス2世によって増築され、太陽神アメン・ラーを祀る神殿として機能しました。
この神殿は、毎年行われる「オペト祭」の舞台でもあり、カルナック神殿とルクソール神殿を結ぶ参道を通じて神々の像が運ばれました。古代エジプトの宗教的な中心地であり、時代を超えて信仰の場として重要視されてきました。
ルクソール神殿の見どころ
- 巨大なラムセス2世の像 神殿の入口には、かつては2体あったラムセス2世の巨大な座像があり、現在は1体が残っています。その威厳ある姿は、古代エジプトの王の権威を象徴しています。
- カルナック神殿へと続くスフィンクス参道 ルクソール神殿とカルナック神殿を結ぶ参道には、スフィンクス像が並んでいます。近年の発掘によってこの参道が修復され、全長約2.7kmにわたる道が再び見ることができるようになりました。
- アメンホテプ3世の列柱廊 奥へ進むと、アメンホテプ3世が建設した巨大な列柱廊があります。高さ約16メートルの柱が14本並ぶ光景は圧巻です。
- 神殿内部のレリーフ ルクソール神殿の内部には、ラムセス2世が戦勝したカデシュの戦いの場面を描いたレリーフがあります。歴史を感じさせる壮大な壁画は必見です。
- 中庭の地下から発掘された像 ルクソール神殿の中庭では、地面の下から多くの像が発掘されました。特に2000年代以降の発掘調査で、アメンホテプ3世の像やスフィンクス像が見つかり、神殿の歴史の深さを再認識させる発見となりました。現在は、これらの発掘物の一部が展示されており、当時の信仰や彫刻技術を垣間見ることができます。
ルクソール神殿のスフィンクス
ルクソール神殿のスフィンクスは、カルナック神殿まで続く参道に並んでおり、約1350体のスフィンクスが設置されていました。これらのスフィンクスはライオンの体に人間の顔を持ち、ファラオの権威を示しています。修復が進み、現在ではその姿を再び見ることができます。

ルクソール神殿のライトアップ
ルクソール神殿は、夜になると美しくライトアップされ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気に包まれます。ライトアップされた神殿は黄金色に輝き、遺跡の荘厳さをより際立たせます。観光客も昼とは違った魅力を楽しめるため、夜の訪問もおすすめです。
ルクソール神殿のオベリスク
ルクソール神殿の入り口には、かつて2本のオベリスクが立っていましたが、現在は1本のみが残っています。もう1本はフランスに送られ、現在はパリのコンコルド広場にあります。
このオベリスクは高さ約25メートル、重さ約250トンもあり、ラムセス2世によって建てられました。オベリスクにはヒエログリフが刻まれており、古代エジプトの王の偉業を称えています。

まとめ
ルクソール神殿は、エジプト旅行で外せない観光スポットの一つです。歴史的な背景を持つこの神殿では、ラムセス2世の像、スフィンクス参道、列柱廊、戦勝レリーフなど、見どころが満載です。また、ライトアップされた神殿の美しさやオベリスクの歴史にも注目して訪れてみてください。
エジプト旅行を計画している方は、ぜひルクソール神殿を訪れ、その壮大な歴史と美しさを体感してください!