【スリランカ旅行記】シギリヤの絶景(シギリヤロックとピドゥランガラロック)

スリランカと聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?
紅茶やゾウ、アーユルヴェーダも有名ですが、やはり「シギリヤロック(シーギリヤ・ロック)」は外せない名所です。
私たち家族3人はスリランカを旅行し、シギリヤ近郊の「岩見荘」という宿に宿泊しました。この宿で紹介してもらった「とっておきのビュースポット」が本当に素晴らしく、旅の中でもとくに印象に残った体験となりました。
この記事では、そんな絶景ビュースポット、そしてシギリヤロックとピドゥランガラロックの魅力についてご紹介します。これからスリランカ旅行を検討されている方の参考になれば幸いです。

「岩見荘」から教えてもらったビュースポットとは?
シギリヤの町はとても小さく、観光名所がコンパクトにまとまっていて個人旅行でも動きやすいエリアです。私たちは「岩見荘」という日本人経営のゲストハウスに宿泊しました。ローカルスタッフもオーナーの日本人の方もとても親切で、観光の相談にも親身にのってくれました。
岩見荘で教えてもらったビュースポットはトゥクトゥクで10分ほどの場所でした。舗装された道を外れ、途中からは赤土の農道を進んでいくと、小さな湖(ため池?)のほとりに到着。観光客は私たち以外に誰もおらず、目の前にはシギリヤロックと、その奥にやや低く見えるピドゥランガラロック。湖面に2つの岩山が美しく映り込み、まさに絵画のような光景が広がっていました。

シギリヤロックとは?
スリランカを代表する世界遺産「シギリヤロック」は、約200メートルの高さを誇る巨大な岩山で、かつて王宮があった場所です。
時は5世紀。王カッサパ1世が政敵から身を守るためにこの岩山の上に宮殿を築いたとされ、空中宮殿とも呼ばれています。現在でも頂上には宮殿跡や水槽、王座などが残っており、古代の建築技術に驚かされます。
登頂途中には有名な「シギリヤ・レディ(美女のフレスコ画)」が描かれており、また「ライオンの入口」と呼ばれる巨大なライオンの前足が象徴的な見どころです。
私たちは朝早くに登りましたが、日中は非常に暑くなるので、登山を考えている方はぜひ朝一番に出発することをおすすめします。岩を登る道は整備されているものの、高所が苦手な方にはややスリリングに感じるかもしれません。
ピドゥランガラロックの魅力
シギリヤロックから北に位置するのが「ピドゥランガラロック(Pidurangala Rock)」です。こちらはシギリヤロックほど有名ではないものの、近年はその絶景と静かな雰囲気から人気が高まりつつあります。
ピドゥランガラロックの最大の魅力は、その頂上から見えるシギリヤロックの全景。特に朝日と夕日が美しく、岩山のシルエットが空に浮かび上がる光景は息をのむほど。写真好きにはたまらないポイントです。
登山自体は30〜40分ほど。後半は岩場を登る少しハードな道になりますが、小学生の娘でも問題なく登れました(大人がしっかりサポートすれば安心です)。
こちらは入場料もシギリヤロックより安く、観光客の数も控えめなので、よりローカルで自然に近い体験ができるのが魅力。私たちは2つの岩山両方に登りましたが、個人的にはピドゥランガラから眺めたシギリヤロックの姿も印象に残りました。
まとめ:ビュースポット+岩山登頂でシギリヤを満喫
今回のスリランカ旅行では、「岩見荘」での滞在と、教えてもらった絶景ビュースポットが大きなハイライトとなりました。人混みを避け、ゆっくりと自然と歴史の景色を楽しめたことは、家族全員にとって忘れられない体験です。
観光地として発展しすぎていないからこそ味わえる、素朴で本物のスリランカ。ぜひ、皆さんの旅にもこの絶景を取り入れてみてください。
